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松並サイクル 小曽根店
 松並サイクル 小曽根店
信頼できる町の名メカニック

広範囲で平坦な道が続くので、自転車ユーザーが多い甲子園けやき散歩道界隈。老若男女問わず、颯爽と乗り回しています。さて、突然パンクしたり、ブレーキの効きが甘いと感じたら、どうします?そんな問題を解決してくれるのが小曽根線沿いに平成28年にオープンした『松並サイクル 小曽根店』。お客さんが自転車から降りて店を覗き込むと、ツナギの作業着姿の高月誠さんが奥から素早く出てきてくれます。小曽根店、ということは、どこかに姉妹店が?聞くと高月さんが10年間修行を積んだ本店が松並町にあると言います。なるほど、松並という名前は、町名だったんですね。

 

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コロナの影響で自転車に乗る人が増え、故障も増えたそうで。所狭しと修理の道具などが散在していましたが、それでも店内の雰囲気、他の自転車屋さんとはちょっと違う、と、感じます。置いてあるツールボックスや修理道具や、販売しているパーツなど。カッコいいのです。

 

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実は高月さんは、大型バイクも乗りこなすライダー。どうりで、店内、どことなくレーシングのピットのようにクールなのです。バイクに乗る人は、やはりバイクを修理したり、いじったり、が好き。そこで20歳で自転車とバイクの両方を扱う『松並サイクル本店』に弟子入り。バイクの整備士の資格をとり、主に単車を担当していたそうです。ところが勤めているうちに、陸に飽き足らず、水上バイクを趣味で始めたのが20代後半。一旦、お店をやめて、大阪で20年間、水上バイク関連の会社に勤めるようになりました。「やめた後も、お店にはプライベートでよく顔を出していました。そして最終的に、歳を取ったら自転車を扱う仕事に戻ろうと、決めてたんですよ。若い頃はバイクと比べると、自転車は地味に見えてしまうけれど、子供の頃から自転車が大好きだったから」「仁川ピクニックセンターや甲山へも、自転車で友達と遊びに行ってましたね」と、幼少時代からこの甲子園界隈で育ったジモティならでの、自転車にまつわる思い出もいっぱいあるようです。

 

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そして48歳で、若い頃から考えていた通り、松並サイクル本店に戻った高月さん。再度自転車の修理技術を磨き、自転車安全整備士の資格を取得。本店の師匠も喜んで、暖簾分けを許可し、高月さんのお店のオープンを楽しみにしていたというのですが‥「ちょうど、本店もリニューアルオープンを控えてて。自分の店と、僕の店。どちらも楽しみにしてはったんですけど」。開店を待たずして病が見つかり、残念なことに亡くなってしまったそうです。

多くは語らなかったので、聞き込むことも遠慮しましたが、将来は自転車屋さんになりたいと若き日に思ったのは、師匠の影響が大きいに違いありません。その師匠との悲しい別れを乗り越えた今、技、だけでなく、接客の態度や店のあり方、などを受け継いでいるのだと、思いました。

 

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最近、有料のところも多いタイヤの空気入れですが、ここでは無料。故障を直す際には、念入りに、他の箇所もチェックして安心な状態でお客様にお返しするのがモットーといいます。価格表は店先にきちんと表記されていて、明朗会計。ちなみに、その価格表やイラスト入りの看板は、娘さんが描いてくれるのだそう。そう教えてくれた時、この日一番、優しい表情になられました。 


店の名前:松並サイクル 小曽根店
住  所:西宮市小曽根4-8-31   
電話番号:☎︎0798-20-1845
営業時間:10:00〜19:00
定休曜日:水曜日
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